夢ニッキ

ユメみた猫の話

死んだけど動いてる夢の話

母が運転する車に乗っていた。

対向車が突っ込んできて
あっけなく母と私は死んでしまった。

不思議な事に体に痛みは無く、
今まで通り普通に動いた。
でも頭の中では死んだ事をはっきり理解していた。
いつか自分はすぅっと消えてしまう気がした。

それは母も同じらしく、
とりあえずこの事は伏せて家に帰る事になった。

次の日大学に行きいつものメンバーに挨拶した。

・犬飼という眼鏡をかけた物静かな男の子
・制服を着たJKの見た目の女の子
・覚えてないけどテンションが高い誰か
ジョジョ3部の承太郎

上記4名がメンバーだった。

放課後、構内で記念写真を撮る事になった。
撮影に適した場所を探していると
犬飼が額に怪我をした。

1人で保健室に行けると言う犬飼を見送り、
何故か私は1人で引き出しの整理をしていた。
いつの間にか横にいた妹に「実は昨日死んだ」と
唐突に真実を告げた。

妹はさほど驚く様子もなく、
「てか私、一昨日死んだよ」と言ってきた。
(じゃあ生きているのは姉だけか...)と考えた。
自分以外の家族が全員死んでいるのは、
流石にショックを受けるだろう。
姉に真実を伝えない事にした。

その後、承太郎達と合流した。
「犬飼いないし記念撮影は明日にしない?」と
提案をした。なんだか少し疲れた。

承太郎だけが何も言わず、
こちらをじっと見つめていた。

なんとなく私が死んだ事が
バレている気がした。

そうだよな。
いつ消えちゃうか分からないもんな
と思ったところで目が覚めた。

2022.07.14