世界の終わりと避難する夢の話
世界中で大規模な感染症が流行した夢を見た。
感染症対策で次々と街が閉鎖される中、
ついに私の住んでいる街も閉鎖が決まった。
次の日の朝8時に、
受付と感染していないかの検査を終えて
飛行機に乗るはずだった。
私は寝坊してしまい、
急いで飛行機の受付の列に並んだ。
長蛇の列の中、
我慢をして並んだと言うのに
規定の手袋をしていないため
飛行機に乗ることができなかった。
絶望を通り越して、
無気力のようなボウっとした思考の中
飛行機を見送った。
もう人が誰一人としていない100均で、
肘ぐらいまである長いビニールの手袋を買った。
買ったと行っても、店員はいないので
店から拝借する形になった。
空は灰色で、外はとても静かだった。
明日の朝、もう一度飛行機は来てくれるのか
それだけが心配だった。
そこで目が覚めた。
2016.12.25