夢ニッキ

ユメみた猫の話

私専用の脱出ゲームの夢の話

少し面白い脱出ゲームの夢を見た。

脱出ゲームは、基本6-10人の人が集まり
隠された謎やギミックを駆使し
実際に密室から脱出をするゲームだ。

私が夢の中で遊んだ脱出ゲームも大方その類だ。
一点違うのは、私以外の参加者が、全員役者さん
(脱出ゲーム会社の人。仕掛け人)という点だ。

どこかの1LDKに閉じ込められた私たちは
部屋の棚を漁ったり、机をひっくり返したり、
これぞ脱出ゲームと言う感じのゲームに興じた。

皆、謎の答えを知っている為、
私の謎解きの速さに合わせ
適切な距離感で謎解きの手伝いをしてくれた。
言わば私専用の脱出ゲームだった。

私専用の脱出ゲームと言うのは
大げさな言い方ではなく設定的には、
私たちはある調査研究員らしかった。

これからある部屋に向かうが、
調査研究のため敢えて閉じ込められに行くのである。
制限時間以内に部屋に隠された謎を解き明かせ。
と言った内容だった。

玄関から部屋に入ると、柱にメモ書きが残されていた。
どうやらこの部屋に住んでいた住居人の彼女が
数ヶ月前に部屋を去ってしまっていたようだ…。

謎に関係して来そうだなと思った。
棚から一枚の紙を見つけ、広げてみると
「ニケの調査結果」というタイトルの紙を見つけた。

この謎を解くのにかかる平均時間 ・
ここに実験体ニケの調査結果を記す。
と言った内容だった。

所々私に関する事(身長や好きなもの等)を
絡めた問題となっていた。
まさに私専用のゲームである。

”脱出だけでは真の成功ではない。
君たちは覚えているだろうか?
君たちは調査研究員だ。 ”

と最終ギミックに必要そうなヒントも書いてあった。

私以外の参加者は役者さんと言ったが、
役者さん自身も全ての謎の答えを
知っているわけではなく
要点を押さえた、最小限の事しか知らないようだった。

なので、案外みんな必死で
ゲームに参加していて楽しかった。
やはり役者さんなのでリアクションが大きい人が多い。

何か発見するたび喜んでくれたり、
時間が足りなそうな時は大げさに困ったりして
ハラハラどきどき
わくわくの夢の時間だった。

2018.02.05