夢ニッキ

ユメみた猫の話

卒業式の夢の話

卒業式に出席する夢を見た。

暖かな昼下がりの体育館で
日差しが溢れる中、卒業式が行われていた。

私は青色のブレザーに
赤いリボンをした制服を着ていた。

体育館にはお決まりのパイプ椅子が並び、
私は舞台側から一番遠い
左の隅っこに座っていた。

私の周りには在学生が居て、
ふと気が付くと皆が私の方を見ていた。
そしていきなりBUMP OF CHICKEN
「天体観測」を歌いだした。

みんなワクワクとした表情をしていた。
卒業式の歌なんだろうと直感で思った。

私が現実世界で通っていた学校の卒業式は
3部制で各部で歌を歌う。
3部目は卒業生が自由に好きな歌を歌うのが恒例だった。

堅苦しい式典の中で、
これが最後の学友と触れ合う機会だ。
「自分たちの好きにやって良い」という
最後の最後に許された自由に
特別な気持ちを抱いた子は多かった。
凄く楽しかったことを覚えている。

卒業式を終え、外に出ると
全然知らない学校だった。
ぼんやり独りで校門の方へ向かっていると
肌は白く、少し透けた幽霊の男の子が現れた。

直感で、この子は昔住んでいた家で
よく見た足しか見えない幽霊の子だ。と気付いた。
※足だけの幽霊が見えていたのは本当に実話。

卒業するから幽霊が私から離れちゃうんだ...
ということもなんだか理解した。
夢の中では名残惜しい気持ちになってるが、
現実世界でよく見えていた時は
めちゃくちゃ怖かった。

今日は本当に卒業式が
各地で行われているらしい。
そんな日に卒業式の夢を見るのは
偶然なんだろうか。

あたたかい良く晴れた日になってよかったね。
卒業おめでとう。

2020.03.18