夢ニッキ

ユメみた猫の話

ビルボ・バギンズの家を買い取った男を訪ねる夢の話

夢は家の中から始まった。

ロードオブザリング」「ホビット」が大好きで、
ビルボ(ホビット族)の家を買い取った男に
雑誌のインタビューをしに行く夢を見た。

私自身ロードオブザリングは好きだけど
ビルボの家の中を細部まで理解しているほど
熱狂的ファンでは無いので、
ぼんやりと私の空想が入り混じった室内だった。

買い取った人物は日本人で、
家の中に畳のスペースがあるなど
少し改造されていた。

各部屋を順に紹介してもらい
終盤に差し掛かった頃、
男はいたずらを思いついたような顔で
「屋上に行ってご覧。びっくりするよ!」と言った。

不思議に思いながら、屋上に続く
コンクリートの非常階段を登った。
ミニプールだ!青いビニールプールが置いてあり
涼しげだった。

だけどビックリする事はそれじゃ無かった。
ホビットの森が消えていた。

森はすっかり消え果て
現代の住宅街がどこまでも広がり、
自動車が忙しなく行き交っていた。

そんな住宅街にただ一つ、
ファンタジーの世界が佇んでいたのだ。
あまりの光景に混乱し言葉に詰まっていると
男が「びっくりするよね」と一言呟いた。

話を聞くとどうやら
ホビットの家の権利を買った時には
もう周囲の開発は終わっていたらしい。
彼も現地に来て初めて知ったそうだ。

それでも彼の家は地域の子供達に非常に好かれ、
彼と屋上で街を見渡している間に
ブロンド髪の可愛い子供たちが2人も遊びにやってきた。

彼はなんだかんだ幸せに暮らしているんだな。
よかった。と安心したら目が覚めた。

2020.5.29