夢ニッキ

ユメみた猫の話

トーテム確認を促された夢の話

ビルの中で敵から逃げている最中だった。

息を切らして廊下を走っていると
床に大きな穴が開いているのを見つけた。

覗き込むと下の階が見えた。
廊下を塞ぐくらい大きな赤いヘリコプターがあった。

このヘリで脱出しよう!と考えた。
そして慎重に穴から下の階へ降りた。
ヘリを操縦し、とりあえず
ガラスの割れた大きな窓から脱出した。

ヘリの操縦は少し難しかった。
かなりレバーを傾けないと上昇しないし、
ペダルを踏んで水平を保つので
椅子からずり落ちそうになった。

一度急上昇した後、ゆっくりと降下し
どこかの商店街に降り立った。

朝方で人っ子一人居なかった。
少し肌寒さを感じながら、
どうやって家に帰ろうかと悩んだ。

その時、目が覚めた。
まだ空は暗く、iPadを点けてみると
午前4時頃だった。

iPadを机に置き、もう一度寝ようか考え込んだ。

LINEの着信音がしてハッとした。
起き上がるとベッドの上で夕方だった。
うたた寝をしていたらしい。

夢の中で目が覚める事は初めてだった。
まるでインセプションの2層立ての夢みたいだった。

LINEの着信音がキックの役割だなと思い笑った。

Twitterで夢の中で目が覚めたことを呟いたら、
「誰にも見られないようトーテム確認したほうがいいですよ」とリプライを貰った。

コマは回り続けるだろうか。
止まるだろうか。

2020.09.21