喋ることを禁じられた奉公人の夢の話
何処かの武士に仕える奉公人になっていた。
ただの奉公人ではなく、
金融関係の役職に就いているようだった。
その役職に就くには、
喋れない(声が出せない)人であることが条件だった。
私は本当は声を出せるのだけれど
家主である武士が好きで、
どうしてもそばに居たかった。
ずっと話せないふりをして仕事を続けていた。
話すことはできないので、
朝起きたら武士の方から
よく話しかけてきてくれた。
とても穏やかな笑顔で、
ついつい喋りそうになりながらも
身振り手振りだけで会話をしていた。
何故か舞台は祖母の家だった。
明るい日差しが暖かかく光ってた。
2016.6.26