夢ニッキ

ユメみた猫の話

追いかける老婆と鏡の中の世界の夢の話

気が付いたら小学校にいた。

真っ暗な教室の中で、私と知らない女の子
(夢の中では友達のようだった)と
息を潜めて隠れていた。

私も女の子も、白いシャツと
黒いスカートの制服を身につけていた。

廊下から大きな鎌を持った老婆が
音もなく近づいてきた。
あれは走っていたのではなく、
宙に浮いているから音がしなかったんだと思う。

老婆自体も鎌も黒く、闇そのもので
輪郭しか分からなかった。

老婆の鎌を回避した後、別の教室に逃げ込んだ。
そこには青白い顔の人が何人かいた。
老婆と同じく妖怪や霊の類なのだと
直感で分かった。

老婆に追いつかれたので、逃げ回っていたが
何故だか上手く走れず
老婆ニヤニヤは私の顔を覗き込みながら
速く走らないと捕まえてしまうよと
追いかけっこを楽しんでいるようだった。

ここから夢がいきなり変わって、
何故か某海賊漫画のルフィを
眺めている視点に変わった。

ルフィは鏡の前にいて、
鏡には血で文章が書かれていた。
ルフィは鏡を殴り、
そのまま鏡の世界に入ろうとした。
が、次の瞬間血だらけで倒れているルフィ。

鏡に書かれている文字は、
実は鏡文字になっていた。
ルフィは元より、
鏡の世界に囚われていたのだった。

それに気付かず鏡を割った(世界を割った)せいで
ダメージが全部自分に返ってきてしまったらしい。

漫画の中に入って、
漫画の世界を見ているような視点だったので
あ、このまま次号に続くんだなあ。と
直感的に理解した。

2016.7.25