夢ニッキ

ユメみた猫の話

雨漏りの夢の話

久々に夢を見た。

大方は忘れてしまったけど、
今住んでいる家に居た。

家の中は昼間なのにかなり暗く、
窓から射す光の方が明るかった。

普段私が使っている机に2人誰かが居た。
1人は椅子に座っていて、
もう1人はその横でPC画面を覗き込んでいた。

私は2人の後ろから黒い大きな傘を広げて、
2人を雨漏りから守っていた。

机の真上の天井からは、
直径1cmほどの鉄パイプが伸びていた。
パイプの中にはネジ式のハンドルがあった。
そこから蛇口の水のように雨が流れ出すせいで、
傘をさす羽目になった。

ちなみに冷静に考えると
床がびしょ濡れになるはずなのに
何故か床は濡れていなかった。

傘をさしながら、
「もしかしてハンドルを回せばいいのでは?」と
思いつき、ハンドルをグルグル回して
鉄パイプの入り口を止めた。

よし!止まった!と1人喜んでいたけれど
このやり取りの間、PCを見ている2人は
一度も振り向かなかった。

くるりと振りかえると、リビングに母がいた。
母は昔、実家にあった石油ストーブの前で
体育座りをしていた。

そこへ実家で暮らしている
尻尾が短い茶トラネコがやってきて
母にすり寄った。
母は「ストーブがあるとすーぐ来る」
と言いながら猫を撫でていた。

部屋は相変わらず暗かった。
石油ストーブが消えたときの
残り香のような寂しさだった。


2016.8.25