紅葉の渓谷をプラスチックのボートで下る夢の話
紅葉がはらはらと降り注ぐ渓谷に居た。
ボートに乗って川下りをしている最中だった。
1人でボートに乗っている訳ではなく、
昨日一緒にスプラトゥーンをした女の子と
一緒に乗っていた。
彼女はTwitterアイコンと同じ帽子を被っていて
表情までは分からなかった。
私はひどく運動音痴で筋力もないが、
夢の中では優雅にオールを漕いでいた。
彼女が前、私が後ろ側を担当し
お喋りしながらゆっくり景色を楽しんだ。
渓谷と言っても段差は少なく
非常に緩やかな流れの川だった。
時間は10時頃だと思った。
霧が少し出ていて、
滝の音以外は何も聞こえなかった。
見渡す限り木々は紅く染まり、
自分の息は白かった。
きっと寒いはずなのに、
全身すっぽりと厚めの膜に包まれたように
寒さが遮断されていた。
ある程度下ったところでボートを降りた。
ボートはプラスチック製で、
端をボタンで留める簡素な仕様だった。
ボートの留め具をプチプチと外し水を払った。
「軽くて持ち運びに良いよね~」と
声をかけたところで目が覚めた。
2021.11.18